2016.12.27 更新
例年、マグロは10月中旬を過ぎてくると、スルメイカ等をたくさん食べ身に脂が乗ってきます。
しかし、今年は、マグロのエサであるスルメイカが大不漁の年でした。
(海水温の影響、獲りすぎだとかがだといわれていますが、ホントのところは誰にもわかりません。)
そのスルメイカが不漁のためか、クロマグロの水揚げが少ないのです。
ここ数日間、築地市場でセリにかかった天然本マグロの本数と価格を以下に記します。
12/24 17本 最高値 15,000円(大間 延縄100㎏、紀州勝浦 延縄156㎏)
12/25 7本 最高値 23, 000円(大間 延縄107㎏)
12/26 14本 最高値 34,000円(大間 延縄210㎏)
12/27 29本 最高値 25,000円(大間 延縄133㎏)
27日に水揚げされている29本中、青森県産が18本占めており、大間が12本、三厩(みんまや)が6本です。
※27日の青森県産マグロは、すべてが㎏当たり10,000円以上の値段を付けていました。
ちなみに、一番小さいマグロで35㎏でした。つまり、1尾で35万円ということになります。
仮に、セリで10,000円/㎏していると、刺身で食べる部分が魚体の半分ぐらいなので、原価20,000円/㎏です。
中間業者である仲卸業者、魚屋、デパートなどが利益を取ることを想定すると、少なく見積もっても40,000円/㎏はするでしょう。刺身1切れ(20g)で800円以上の超高価な刺身になります。
最高値の30,000円のマグロは、この3倍の値段になりますので、びっくりする値段に跳ねあがることがわかるかと思います。
(※年末の天然本マグロは、赤字覚悟で客寄せパンダ的な感じで扱われる場合もあるので、値段はこの限りではありませんが。)
2016年も残り4日。
新年をお祝いするべく、マグロを量販店などで買う予定の方もいるかもしれません。
量販店などで年末に天然生マグロを並べるとなると、12月24日から28日までのものを買い付けしなければなりません。
なぜかというと、マグロのように大型の魚は、鮮度が高ければ美味しいというわけではありません。熟成をしなければ、マグロが持っている本来の味を引き出せないので、数日前に仕入れる必要があるからです。
(参考)NPO法人FTF.
http://www.npo-ftf.jp/delicious
あおもり海山水産加工センターでは、自社グループで漁獲したマグロをはじめ、大間や三厩の青森県産天然本マグロを加工しております。
さらに、魚体のまま熟成しマグロの味を引き出した状態で、加工しているので、美味しい状態でお届けいたします。
年内は、明日の発送が最後ですので、この機会にぜひ味わってみてください。
青森産天然本マグロ専門店 あおもり海山ネットショップ
http://www.aomorikaisan.jp/